ヨメールVer7使い方その24 単語読みユーザー辞書編集

単語読みユーザー辞書編集

「ヨメール」では、読み方を定義するユーザー辞書を作成することができます。

ただし、1種類の文字列に対して1種類の読み方の登録しか受け付けませんので、全く同じ文字列に対して、ケース・バイ・ケースで読み方を変えることはできません。

[単語読みユーザー辞書の編集]

Ctrl+F1:単語読みユーザー辞書の編集

コントロールキーを押しながらF1キーを2回押すと、単語読みユーザー辞書を編集できる状態になります。

基本的には、通常のテキストを編集するのと同じように、単語読みユーザー辞書を編集できます。

ただし、後に説明するように、辞書の形式は一定の基準に則ったものでなければなりません。

[単語読みユーザー辞書編集状態でのファンクション操作]

単語読み辞書編集モードでは、ファンクションキーに以下の操作が割り当てられます。

F1
ファイルからのデータ追加
F2
音声辞書をファイルに保存
F3
検索
F4
ジャンプ
F5
登録語の削除
F6
1単語挿入
F7
品詞切替
F8
音声辞書ブラウザを閉じる
F9
音声辞書ブラウザを強制的に閉じる
F10
音声辞書を更新せずに音声辞書ブラウザを閉じる
Esc (エスケープキー)
音声辞書ブラウザを閉じる

[ファイルからのデータ追加とファイルへの書出し]

  1. 登録語のファイルからの追加
    F1キーにより、正しい書式で記述されたテキストファイルは、単語読みユーザー辞書に追加することができます。
  2. 登録語のテキストファイルへの書き出し
    F2キーにより、存在する単語読みユーザー辞書を、テキストファイルに書き出すことができます。

[検索とジャンプ]

  1. 検索
    通常の編集モードと同様、F3キーにより、検索の機能が使えます。
  2. ジャンプ
    F4キーのトグルで、トップ、エンド、指定行へのジャンプを行うことができます。

[削除と登録語挿入]

  1. 削除
    F5キーを2回続けて押すと、カーソルがある行を削除することができます。
    登録語は、1語が1行に書かれる書式になっていますので、この操作で、一つの登録語を削除します。
  2. 挿入
    F6キーを2回続けて押すと、登録語を挿入するための空白行が作成されます。

[品詞切替]

品詞に関しては、後に示す品詞を表す文字列を直接書き込んでもかまいませんが、F7キーの品詞切替を用いると便利です。

F7キーのトグルで、「ヨメール」の単語読みユーザー辞書の中で用いることのできる品詞文字列を切り替えることができます。

[各種の終了]

  1. 音声辞書ブラウザを閉じる
    F8キーまたはエスケープキーを2回続けて押すと、間違って入力されている登録語がある場合には、警告を発声して、その行にカーソルが移動します。
    書式に間違えがなければ、単語読みユーザー辞書の編集状態を終了します。
  2. 音声辞書ブラウザを強制的に閉じる
    F9キーを2回押すと、正しく入力されている登録語は登録され、書式に誤りがある入力語は自動的に削除して、この単語読みユーザー辞書編集モードを終了します。
  3. 音声辞書を更新せずに音声辞書ブラウザを閉じる
    今作業した内容を全てキャンセルして終了したい場合には、F10キーを2回押します。

[単語読みユーザー辞書の書式]

単語の読み方を記述したテキストは、以下のルールで作成してください。

[単語名]には、読み方を指定する単語を全角文字でそのまま記述します。

[読み方文字列]には、読み方を表す文字列を全角カタカナで記述します。

読み方文字列に関する詳細は、この後の項で解説します。

[品詞文字列]には、品詞を表す文字列を記述します。

例 : 瑞宝章 ズイホ'ーショー 名詞

[読み方文字列について]

読み方文字列は、以下のルールに従って記述します。

正しい例

水疱瘡 ミズ'ボウソウ 名詞

simultaneousness サ'イマル_テ'ーネアウス_ネ'ス 名詞

誤った例

三毛猫 みけねこ 名詞

(読み方がひらがな)

音威子府 オ'トイネ'ップ 地名

(アクセント記号が1音節に二つある)

[品詞文字列について]

品詞文字列は、単語の品詞を指定するために使用します。

F7の品詞切替で表示される品詞リストの名称を直接書くこともできます。

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