仕事哲学

1日の時間

私たちの1日の時間は、

  1. 休息時間
  2. 仕事時間
  3. 余暇時間

に3分割できます。

一般的な会社勤めの社員の時間割は、おおむね8時間ずつの3分割と考えて良いでしょう。

休息時間は寝ている時間及びその前後のくつろいでいる時間です。

仕事時間は働いている時間です。 余暇時間は仕事以外の活動をしている時間です。

そして、仕事時間は他人のために使い、余暇時間は自分のために使っています。

仕事は幸せを生み出す活動

あなたは最寄のコンビニで200円のチョコレートを買い、家に持ち帰って紅茶を入れながらパートナーと楽しいひと時を過ごしました。

ああ、幸せ!

さて、あなたに幸せの時間をもたらしてくれたこの僅か200円のチョコレートは、誰がどこでどのようにして作り、そしてあなたの手元にどのように届けられたのでしょうか?

ガーナ、象牙海岸、トーゴなどの農家でカカオを収穫し、豆を取り出して乾燥させてカカオ豆にします。

この農家では、どんな人々が働いているのでしょうか?

次に、カカオ豆になった商品を、日本の商社が買い取り、輸入します。

この商社では、どんな社員が関っているのでしょうか?

次に、この商社がお菓子メーカーにカカオ豆を販売します。

カカオ豆を買い込んだお菓子メーカーは、豆を焙煎してすりつぶしてカカオマスを作ります。

そして、砂糖、カカオバター、ミルクなどを適度に混ぜてチョコレートに仕上げます。

この製菓メーカーでは、どんな人々がお菓子作りに携わっているのでしょうか?

大量に作られた素材チョコレートは、メーカーまたはメーカーの外注を受けたパッケージ会社がきれいに箱に詰めて商品の形にします。

ここでも多くのデザイナーや作業者が関っています。

大量に作られたチョコレート商品は、コンビニチェーン、スーパーチェーン、お菓子問屋などがこれまたかなり大量に買い込みます。

お菓子問屋は地元の駄菓子やに卸し売りし、コンビニやスーパーなどのチェーンストアは自社の各店舗に配給します。

これらチョコレートの配送で、多くの運送屋さんが活躍してくれています。

そして、あなたは配給されたコンピニのとある店舗を訪れて200円のチョコレートを買いました。

あなたがこのチョコレートを手にするまでの間に、何人の人々が「あなたの一瞬の幸せ実現」のために活動していたのでしょうか?

そして、その活動こそが仕事なのです。

あなたは僅か200円という驚異的な安さでこのチョコレートを手にしています。

仮にあなたがカカオ豆の栽培から自分でやったとしたら、どれだけの時間とコストが必要だったのか想像してみてください。

あなたが自分一人ではできないこと、あるいはできるけれども労力と時間がかかりすぎることを、あなたに代わって実行し、結果としてあなたがいくらかのお金を支払うだけでそれが手に入れられるようにしてくれている仕組みがこの社会には無数にあります。

その仕組みを担う人達が行なっている活動が仕事なのです。

今度はあなたが誰かを幸せに!

就職先を探しているあなた、起業を計画しているあなた、そして弁護士、税理士などの専門家や画家、ミュージシャンなどの芸術家を目指しているあなた、あなた方はなぜそれを目指しているのでしょうか?

演劇やミュージシャン、スポーツ選手を目指している方はその分野そのものがとても好きなのでしょう。

医者や弁護士を目指している方は社会的正義感からでしょうか。

就職先を探している方は経済的自立や将来の生活の安定を願っていることでしょう。

このように、あなた方の気持ちは人それぞれでしょう。

ですが、結果として、あなた方の目指している仕事は、誰かを幸せにして初めて収入が得られる活動として成立するのです。

起業や専門家を目指している皆さんは進む道が明確、つまり、自分が幸せを提供する人々の対象も明確でしょう。

就職先を探しているあなたはどうでしょうか?

どんな基準で会社を選んでいますか?

会社を選ぶとき、「この会社で働いたら誰がどんな場面で幸せが得られるのだろう」ということをイメージしていただければと思います。

人は誰しも幸せになりたい

人はだれでも幸せになりたいと願っています。

先ほど、仕事時間は他人を幸せにするために使われていることを述べました。

一方、余暇の時間は自分自身が楽しいこと、つまり自分の幸せのために使うものです。

人が幸せと感じるのには、

  1. 自分が直接楽しいこと
  2. 他人の喜びをみて自分もうれしい

の二つのケースがあります。

余暇でA.をカバーし、仕事でB.を達成しているので、毎日が充実していてとても楽しく幸せ、というのが目指すライフスタイルです。

余暇は会社に拘束されない時間であり、あなたの自由です。

それだけに、あなたの幸せや充実感のうち、会社として直接の貢献ができない分野です。

できるとすれば、残業のない状態を作ることだけです。

タレントビジネスと組織ビジネス

仕事に話を戻しましょう。 弁護士、医者、作家、税理士などの高度な専門知識を要する分野は基本的にタレントビジネスです。

その人の個人的な力量と感性で仕事の成果を生み出すからです。

ただし、大きな仕事に取り組むときは、医者、弁護士、税理士などでもチームを組んで取り組むため、組織ビジネスになることがあります。

プロ・スポーツ選手は個々の力量が直接成果を生み出すため、基本的にタレントビジネスです。

ですが、サッカーや野球など、チームスポーツには組織ビジネスの側面もあります。

一方、会社は完全に組織ビジネスです。

社長のビジョンに従ってすべての計画が立てられ、部長、課長などの部門別のリーダーによって手順が組まれ、指示が出されて社員はその指示どおりに働きます。

一般の社員は、上司の指示どおりにきちっと働いていれば、特に意識することもなく、自然に他人に幸せを提供しているという組織なのです。

社員は、意識しなくても他人の幸せに貢献しているのですが、せっかくならこれを意識すべきです。

なぜならば、意識することによって、自分の幸せの1要素にもなるからです。

良い会社できちっと働き、会社の存在意義と社会的役割を理解し、顧客が幸せを感じている場面を想像することです。

これにより、余暇に加えて、仕事時間も楽しくなり、毎日の生活が充実します。

組織ビジネスの担い手としての企業連合

前述したように、会社は組織ビジネスの担い手です。

そして、チョコレートの例を読んでいただければお分かりのとおり、一人の人がチョコレートを食べて幸せを感じるまでに、非常に多くの企業や小さな組織がバトンリレーして仕事の流れを形作っています。

音声読書機を提供しているアメディアも、製造する前の段階で多くの電子部品メーカーや仲介商社、ソフトウェアの開発ライブラリーを提供してくれるソフトウェア会社からその成果のバトンを受け、製造後は顧客先に提供してくれる販売業者の手を借りて最終ユーザーの視覚障害者に届けています。

このように、社会の担い手の一つとしての企業は、1企業だけでできることには限界があります。

企業同士が互いに連合してさらに大きなゆるやかな組織体を形成することが、社会にとってとても必要なことなのです。

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