ヨメールVer7使い方その11 文書の保存

文書の保存

「ヨメール」では、テンキー又はフルキー8を2回押すことにより、現在内部に保持している内容を、フロッピーディスクに1個のファイルとして保存することができます。

また、編集モードでエディタとしての通常の保存機能を持っています。

[ファイル名を指定しないでフロッピーに保存]

利用者が特にファイル名を指定せずにフロッピーディスクへの保存を行うと、

YOMAIL.TXT

というファイル名で保存されます。

テンキー又はフルキー8を2回押すと、

A:\YOMAIL.TXT

と文字列がセットされたダイアログが表示されます。この段階で、キーボードからこのファイル名を変更することができます。

タブキーを押して確定ボタンに移動し、エンターキーを押すと、ダイアログに表示されたファイル名でフロッピーディスクに保存されます。

なお、同じ名前のファイルがフロッピーディスクに存在していても、上書きの確認を求めることはなく、そのまま上書き保存します。

この「ファイル名を特に指定しないで保存する」方法は、1冊の本を順次スキャン認識して蓄積していき、最後にまとまった1冊のデータにしたいという時、安全のためにバックアップを取りながら作業を進めて行きたいという時に特に便利です。

順次スキャン認識を行い、ある一定回数スキャンした後でこのファイル名を指定しない保存を繰り返せば、常にフロッピーディスクにバックアップが残っているという形になります。

これを何回か繰り返して、本1冊分を読み取った後にまた同じように保存を行えば、その1冊がフロッピーディスクに保存された形になります。

[登録ファイル名で保存]

「ヨメール」では、ファイル名登録機能によりファイル名を登録し、そのファイル名で保存することもできます。

保存ファイル名の登録

「ヨメール」では、フロッピーに保存するためのファイル名を、保存の操作以前に、あらかじめ登録しておくことができます。  フルキーEを2回押すと、選択文字列があれば、その文字列を保存用のファイル名として登録します。

なお、文字列の選択は、Shiftキーを押しながら左右のカーソルキーを押していくことによって行います。 画面上で別の色で表示されている部分が、選択されている文字列です。

Shiftキーを押しながら右カーソルキーを押していくと、文字が1文字ずつ右に向かって選択されて行きます。  Shiftキーを押しながら左カーソルキーを押していけば、逆に、文字が左に向かって選択されて行きます。

保存ファイル名の編集

Ctrlキーを押しながらフルキーEを2回押すことにより、登録ファイル名の編集状態になります。

既に何らかのファイル名が登録されていれば、それが表示されますので、通常の編集方法で、文字列を変更することができます。

登録ファイル名の削除

フルキーDを2回押すことにより、既に登録されている保存用のファイル名を削除して、まっさらの状態にすることができます。  

登録ファイル名の確認

フルキーFを2回押すことにより、現在保存用に登録されているファイル名を確認できます。

ディスクへの保存

ファイル名を登録した状態で、テンキー又はフルキー8を2回押すと、今度は、登録されたファイル名がダイアログに表示されます。

タブキーで確定に移動し、エンターキーを押せば、登録ファイル名でフロッピーディスクに保存されます。

[編集モードでの保存機能]

F7キーで編集モードに切り替えると、内部テキストの内容を編集できる状態になります。  この状態でF2キーを2回押すと、保存用のダイアログが表示されます。

この時にも登録ファイル名があれば、それがファイル名としてダイアログに表示されます。

以下の5項目のダイアログが出ます。タブキーで切り替えることができます。

「ファイル名」のところに保存したいファイル名を入力し、「保存場所」のところで保存場所へのパスを記述し、「保存」のボタンを押せばヨメール内部に保管している内容をテキストファイルとして保存できます。

保存場所のパスが判らないときは、「保存場所の変更」のところでエンターキーを押して、ファイラーを呼び出します。この状態で、保存場所となるべきフォルダを選ぶことができます。

[ファイラーの使い方]

まず、現在のフォルダで良い場合には、「現在のフォルダ」というところでエンターキーを2回押します。すると、先ほどのダイアログの状態に戻りますので、「保存」ボタンを押してください。

次に、一つ上の階層に抜けたいときは、「一つ上のフォルダ」のところでエンターキーを2回押すか、またはバックスペースキーを2回押します。

フォルダ名は女性音で発声されます。上下のカーソルキーで保存したいフォルダを選び、エンターキーを2回押すと、そのフォルダの中に入っていくことができます。

ドライブを変更したいときは、F10キーを数回押して「ドライブ項目一覧ビュー」のところでエンターキーを押します。すると上下カーソルキーでドライブを選択できる状態になります。ここで、ドライブを選んでエンターキーを押します。

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