ヨメールVer7使い方その15 ページの仕組み

ページの仕組み

「ヨメール」では、F9キーのトグルにより、ページ・モードを設定します。

「ヨメール」では、一度のスキャンで読み取った印刷物の内容を1ページとして管理し、認識した文書の最後に改ページ・コードを付加した状態で内部に保持しています。

[ページ上書き]

この状態に設定しておくと、直前にスキャンした内容を現在のページに上書きします。

現在のページの前後の内容は、そのまま保持されます。
本来うまく読めるはずのページが置き方など何らかの理由でうまく読めなかった時には、一時的にページ上書き状態に切り替えて、そのページだけをもう一度スキャン認識させることができます。

[ページ追加]

この状態にしておくと、スキャンして得た内容は、保持されている文書の後ろに追加されて行きます。

文庫本を1冊分まとめて保存したい場合などは、ページ・モードを追加にして、最初のページから順番にスキャンして行きます。全て読み取ったところで、保存を行います。
こうしておけば、次にその文庫本を読みたい場合には、本をめくらずに、保存したテキストを読み込んで全体を通して聞くことができます。

なお、「ヨメール」の標準の設定は、この「ページ追加」の状態です。

[ページ挿入]

この状態にしておくと、現在カーソルがあるページの前に、スキャンした内容が挿入されます。

よって、意識せずにこのモードになっていると、保持される文書の内容の順番がくるってしまいます。
この挿入モードが必要となるのは、1ページ抜かしてしまった時や、本来うまく認識できるはずなのにうまく認識ができなかった時などです。
そのような場合には、一時的に挿入モードにして、カーソルを適切なページに移動させ、抜かしてしまったページあるいはもう一度読ませたいページをスキャンします。

[ページ削除]

保存されているページのうち、1ページのみを削除したい時には、カーソルを削除したいページに移動させ、フルキーの ,(カンマ)を2回押します。

[テキストファイルでのページ]

「ヨメール」は改ページ・コードによってページを判断します。

よって、「ヨメール」で読みやすいテキストファイルを作成する場合には、内容の区切り目に応じて、改ページ・コードを挿入しておくことをお勧めします。
なお、「ヨメール」では、読み込んだテキストを削除しないでスキャンリードを実行すると、読み込んだテキストの先頭から読み始めることがあります。
これは、読み込んだテキストの最後に改ページ・コードがなかったために、読み込んだテキストとスキャンリードで印刷物から読み取った文書が同じページと解釈されてしまうことから起きる現象です。

よって、スキャンリードを行なう前に、ハードディスクやフロッピーから読み込んだテキストを削除することをお勧めします。

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