ヨメールVer7使い方その18 連続スキャン

連続スキャン、ADFスキャンと一括認識

「ヨメール」では、スキャンだけを最初に連続的にまとめて行い、それらの画像に対して一括して認識をかけることができます。

この機能を用いると、印刷物のテキスト化が効率的に行えます。

例えば、あまり厚くない単行本の場合には、2・3時間連続スキャンを行い、その後一括認識を行うことによって、本1冊分のテキスト化が完了します。

また、ホッチキス等で綴じられた印刷物の場合には、綴じている状態を解放して1枚ずつの用紙にし、ADF(Auto Document Feeder)にセットすることにより、自動的且つ連続的にスキャンさせることができます。

なお、1資料分の一括認識が完了した後、中身を検査し、認識がうまくいっていないページについてはページ・モードを上書きに切り替えてそのページだけをもう一度スキャン認識させたり、絵が主体のページで元々認識がうまくいくことが考えにくいページに関してはページ削除するなどして、整え直すこともできます。

さらに、連続スキャンでページをめくる時に失敗してしまっていたり、ADFスキャンでスキャナが用紙を2枚まとめてフィードしたために1ページ分が抜けていることに気付いた時でも、一時的にページ・モードを挿入に切り替えて、とばしてしまったページをスキャン認識することによって、後から補充することができます。

これらのページの管理に関しては、

使い方その15の「ページの仕組み」

をご覧ください。

以下、連続スキャン、ADFスキャンと一括認識の手順を説明します。

連続スキャン

フルキーの ](大カッコ閉じ)を2回続けて押すことにより、連続スキャンを行うことができます。

1度スキャンが終わると、設定された秒数の後、またスキャンが自動的に開始されますので、それまでに次に読ませたいページをスキャナのガラス面にセットします。

なお、この状態から抜け出すには、Esc(エスケープキー)を押します。

連続スキャンを行うと、画像データが蓄積されますので、ハードディスクに多くの空き容量が必要となります。「ヨメール」は、ハードディスクの空き容量がシステム上少なくなりすぎると判断した時、音声メッセージを出して連続スキャンを自動的に終了します。

ADFスキャン

スキャナに単票用紙を自動的に給紙するオートドキュメント・フィーダが接続されている場合、「ADFスキャン」という機能を用いて、「連続スキャン」の代わりとすることができます。

コントロールキーを押しながらフルキーの ](大括弧閉じ)を2回続けて押すことにより、ADFスキャンを行うことができます。

この機能により、ADFにセットされた単票用紙を順次読み込んで、その画像データを内部に保持します。

一括認識

フルキーの : (コロン)を2回続けて押すことにより、連続スキャンやADFスキャンで取得した複数枚の画像データを一括して認識します。

一つの画像の認識が完了する毎に、「第何々ページを追加しました」と音声で伝えます。

なお、一括認識を行う場合には、ページ・モードは追加に設定されていなければなりません。

画像削除

フルキーの_(アンダーバー)を2回続けて押すことにより、連続スキャンやADFスキャンで取得した画像データを一括して削除することができます。

連続スキャンに失敗してしまった時などに行う操作です。

なお、連続スキャン及びADFスキャンの後、一括認識を完了した場合には、蓄積された画像データは自動的に削除されます。

連続スキャン待ち時間

Ctrl+F2 : 連続スキャン待ち時間 連続スキャンを行った時、スキャン完了後から次のスキャンが始まるまでの時間を秒単位で設定します。

Ctrl+F2キーのトグルで秒単位で切り替えてください。

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