ヨメールVer7使い方その20 白抜き文字の認識

白抜き文字を認識する方法

「ヨメール」では、白抜き文字の入った印刷物や、ハデなカラーの印刷物に対応するための認識モードを持っています。

[カラー印刷物への対応]

Shift+F1 : 一般印刷物

キートグルにより、日本語を基本とした一般的な印刷物を読み取るモードを切り替えます。

以下の選択肢があります。

白黒通常(300DPI)。 白黒丁寧(400DPI)。 白黒高速(200DPI)。 カラー高速(200DPI)。 カラー丁寧(300DPI)。

上記のうち、「カラー高速」と「カラー丁寧」では、印刷物をカラー・モードでスキャンし、白抜き文字やカラーの処理を行ってから認識を行います。

よって、白抜き文字の内容を読みたい場合には、上記いずれかのモードで「スキャンリード」又は「スキャン認識」を実行する必要があります。

また、色のある印刷物の場合に関しては、薄い色のものならば通常の白黒モードの方が認識精度が高いことが多々あります。

ですので、実際に視覚障害者が操作する場合には、まずは通常の白黒モードで「スキャンリード」又は「スキャン認識」を行い、あまりうまく読めなかった時やカラー・モードに設定することにより読めていなかった部分が読めるようになるかも知れないと感じた時に、カラー・モードに切り替えて、もう一度「スキャンリード」又は「スキャン認識」を行うといった使用方法をお勧めします。

手触りのつるつるした用紙でも、通常の白黒モードで案外よく読めます。

[各モードの説明]

以下、上記の五つのモードの説明をします。

白黒通常(300DPI)は、出荷時の初期設定になっています。

白黒丁寧(400DPI)は、文字が小さくて認識が少し悪かった場合等に用いると、よくなることがあります。

白黒高速(200DPI)にすると、スキャンと認識の速度が上がります。 カラー高速(200DPI)は、白抜き文字や色付きの用紙に印刷されたものを読む場合に設定します。

カラー丁寧(300DPI)は、カラーの印刷物を前提にしてさらに高密度でスキャンと認識を行います。

しかし、パソコンのスペックによっては非常に長い時間がかかることがあります。

[英語文献]

Shift+F8 : 英語文献

英語のみで書かれた文献を読みたい場合に、このモードに設定してください。

「ヨメール」は全てが英語だというつもりで読みに行きます。

なお、選択肢は上記の「一般印刷物」の場合と同じです。

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