よみ姫使い方その15 ページの仕組

ページの仕組み

「よみ姫」では、F9キーのトグルにより、ページ・モードを設定します。 「よみ姫」では、一度のスキャンで読み取った印刷物の内容を1ページとして管理し、認識した文書の最後に改ページ・コードを付加した状態で内部に保持しています。

[ページ上書き]

この状態に設定しておくと、直前にスキャンした内容を現在のページに上書きします。 現在のページの前後の内容は、そのまま保持されます。 本来うまく読めるはずのページが置き方など何らかの理由でうまく読めなかった時には、一時的にページ上書き状態に切り替えて、そのページだけをもう一度スキャン認識させることができます。

[ページ追加]

この状態にしておくと、スキャンして得た内容は、保持されている文書の後ろに追加されて行きます。

文庫本を1冊分まとめてフロッピーやその他のメディアに保存しておけば、次にその文庫本を読みたい場合には、本をめくらずに、保存した文書を読み込んで全体を通して聞くことができます。

なお、「よみ姫」の標準の設定は、この「ページ追加」の状態です。

[ページ挿入]

この状態にしておくと、現在カーソルがあるページの前に、スキャンした内容が挿入されます。 よって、意識せずにこのモードになっていると、保持される文書の内容の順番がくるってしまいます。 この挿入モードが必要となるのは、1ページ抜かしてしまった時や、本来うまく認識できるはずなのにうまく認識ができなかった時などです。 そのような場合には、一時的に挿入モードにして、カーソルを適切なページに移動させ、抜かしてしまったページあるいはもう一度読ませたいページをスキャンします。

[ページ削除]

保存されているページのうち、1ページのみを削除したい時には、カーソルを削除したいページに移動させ、フルキーの ,(カンマ)を2回押します。

[テキストファイルでのページ]

「よみ姫」は改ページ・コードによってページを判断します。

よって、「よみ姫」で読みやすいテキストファイルを作成する場合には、内容の区切り目に応じて、改ページ・コードを挿入しておくことをお勧めします。

なお、「よみ姫」では、ハードディスクやフロッピーから読み込んだテキストを削除しないでスキャンリードを実行すると、前に読み込んだ文書の先頭から読み始めることがあります。

これは、読み込んだテキストの最後に改ページ・コードがなかったために、読み込んだテキストとスキャンリードで印刷物から読み取った文書が同じページと解釈されてしまうことから起きる現象です。

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