ナビレクの録音モードで音声ガイドを作る方法
このページでは、ナビレクを使って視覚障害者自身が音声ガイドを作る方法を紹介します。
新規ガイドの録音を開始
ナビレク起動直後のガイド選択画面で、右にフリックしていくと「録音ガイドの作成」という項目が表れます。 ローターの設定を「見出し」にしていれば、指1本の、したフリックでも探せます。
- 使い方
- 設定
- WEBでガイドを探す
- 新規ガイドの録音を開始
ここまで操作したら、 GPSが取れる場所まで出てから、ダブルタップしてください。
効果音が鳴り、録音が始まったことが判ります。
終了するまで録音は継続されます。
移動するごとに、おおむね10メートルごとにナビレクがポイントを記録し、そのポイントにその時点での録音内容を関連付けします。
注意
録音は、 iPhoneの外部マイクを使用してもよいし、マイク着きのヘッドホンやイヤホンを接続しても大丈夫です。 ただし、マイク機能のないヘッドホン、イヤホンを接続すると、録音されていない状態になることがありますので、ご注意ください。
録音開始直後にルートの説明をする
録音の開始直後 5秒間の録音が、そのガイド名になります。
そのため、音声ガイド名をあらかじめ決めておいてから、 「新規ガイドの録音を開始」を実行すると、 分かりやすい音声ガイド名をつけることができます。
なお、ガイド情報画面に現れる「ガイド名(音声)を録音」により、音声ガイド名をあとから上書き変更することもできます。
コメントのコツ
短く明確に周囲の様子を説明します。
ルート録音中に建物の名前など、周囲の様子を説明しておくと、 そのルートの案内を受ける際に、現在地を知るための手がかりとなります。
案内を受ける際は、歩きながら説明を聴くことになるため、周囲の環境音を聞く邪魔にならないように、なるべく短く明確な説明が望ましいです。
説明が長い場合、移動中にその説明は中断され、次の地点の説明が流れ始めます。
マークの活用
画面をダブルタップすることにより、マークを着けることができます。
マークがついたとき、それを示す効果音が鳴ります。
マークは、曲がり角や信号を渡る手前など、あなたが歩行中に重要だと思った地点に着けてください。
また、マークを着けたときは、ダブルタップとほぼ同時に、「コンビニの角を右に曲がります」とか、「明治通りを渡ります」のように、後で案内を受けるときに役に立つメッセージをしゃべってください。
ナビレクは案内モードのときに、マーク地点を通過したことを 特別な効果音と振動で知らせた後、その地点の説明を再生します。
なお、ダブルタップしてもマーク音が聴こえなかったときは、マークが着いていませんので、もう一度やり直してください。
方向を確認するためのマーク
ナビレクは、案内モードのとき、iPhoneの上がマークの方向に向いているとき、震動します。
案内を受けるときは、この方法で進むべき方向を確認することができます。
ですので、実際に曲がった角には、マークを必ず着けておくことをお勧めします。
また、斜めに入る道の入り口や、90度ではないけれども、少し曲がりくねって分かりにくい道の重要な地点等にマークを着けておくと、実際に歩くときに、震動による方向確認の機能を有効に活用できます。
Wi-Fiを有効にする
iPhoneのWi-Fi設定を有効にすると位置情報がより正確になり、 ルートの記録精度を高めることができます。
録音の終了
録音を終了するときは、まず、トリプルタップ(3回タップ)をします。
すると、終了画面が現れます。
終了画面の中の「録音完了」でダブルタップすると、録音が終わり、ガイド選択画面に戻ります。
「録音に戻る」でダブルタップすると、ガイドの録音が再開されます。
なお、録音終了画面には、これまでの録音時間や総距離、マーク数なども表示されていますので、参考にしてください。
同行の方と一緒に歩くとき
同行の方と一緒に歩くときが、自分でガイドを作成するチャンスです。
同行の方とあなたの会話がすべて録音されますので、自分にとって参考になるような質問をするとよいでしょう。
なお、マークのコメントだけは、自分でしゃべることをお勧めします。
後で聞いたときに、判りやすいメッセージを録音することができるからです。