第4章 USBメモリまたはCDの内容を聴く

この章では、USBメモリの内容を本機で聴くための方法を説明します。 オプションの CD・DVDドライブ (別売) を装着している場合は、 CD の内容を聴くこともできます。

4.1.本機の動作モードを切り換える

本機には3種類の動作モードがあります。 それぞれ、 「音声読書機モード」 「拡大読書機モード」および 「USBモード」です。 本機では、必要に応じてこれらのモードを切りかえて使用します。 通常、電源投入時は「音声読書機モード」になっています。 カメラで読み取った印刷物を読み上げる場合は、 「音声読書機モード」または「拡大読書機モード」を使います。 いっぽう USBメモリに格納された電子データを再生する場合は、 「USBモード」を使います。

イラスト:印刷物を読み上げるモード
イラスト:電子データを読み上げるモード

本機は、電源投入時には「音声読書機モード」または 「拡大読書機モード」のどちらかになっています。 USBメモリの内容を本機で聴く場合は、まず 本機を「USBモード」に切りかえる必要があります。

キー説明
現在のモードを切りかえるには、読み取り(Enter)キーの左隣にある ピリオド(.)キーを押します。

このキーを押すたびに、本機は 「音声読書機モード」→「拡大読書機モード」→ 「USBモード」という順序でモード名を読み上げていきます。 目的のモード名に合わせて読み取り(Enter)キーを押すと、 その動作モードに切りかわります。

イラスト:本機の動作モード切りかえ

4.2.USBモードの流れ

USBモードでは、本機は挿入されたUSBメモリの種類を自動的に判別します。 現在、本機が対応しているUSBメモリの種類は以下のとおりです。

ワンポイント
一部の携帯型デイジープレイヤーは、 本機で USB メモリとして認識できます。この場合、 その携帯型デイジープレイヤーを本機に接続すると、 その中に格納されているデイジー図書を再生することができます。 本機が対応している携帯型デイジープレイヤーの一覧については、 付録E. 快速よむべえでサポートする携帯型デイジープレイヤー一覧 をご覧ください。

USBモードでは、挿入した USBメモリの 内容によって操作方法が若干変わりますが、基本的な 流れはおおむね次のようになっています。

イラスト:USBモードの流れ
  1. まず、本機に USB メモリを挿入し、USBモードに切り換えます。
  2. 上キー下キーを使って、 聴きたい文書またはデイジー図書を選択し、 停止・再開(5)キーで決定します。
  3. 十字キー (上下左右キー)停止・再開(5)キーを使って、 曲または文書の聴きたい箇所に移動します。
  4. プラス(+)キーを2秒ほど押しつづけると、 再生が停止し、文書または図書の選択状態に戻ります。
  5. 再生が終わったら、本機から USB メモリを取り出します。

4.3.パソコン用のデータを聴く

本機のUSBモードは、パソコン用のデータも再生することができます。 パソコンのデータにはさまざまな形式がありますが、 本機はUSBメモリに入っている内容を認識し、そのデータに合った 再生方法を自動的に選択しますので、どんなデータでも ほぼ同じ操作で再生することができます。現在、 本機でサポートされているパソコンのファイル形式については、 付録D. 快速よむべえでサポートするファイル形式一覧 を参照してください。

パソコン用のデータが入ったUSBメモリが本機に挿入されると、 本機は「一般的なデータ」とアナウンスします。 この後、USBメモリに格納されているファイルの中から、 再生するファイルを選択します。

キー説明
再生するファイルを選択するには、 上キー下キーを使います。 停止・再開(5)キーを押すとそのファイルの再生を開始します。

ファイルの再生中は、以下のキーで 再生箇所を移動することができます。

ファイルの再生をやめるには、 プラス(+)キーを長押ししてファイルの選択状態に戻ります。

ワンポイント
画像ファイル中に文字が描かれている場合、 本機はその文字を認識して音声で読み上げます。

4.4.デイジー図書を聴く

デイジー図書とは、 点字図書館などで貸し出されている録音図書です。

デイジー図書が本機に挿入されると、 本機はまず「デイジー図書です」とアナウンスします。 複数のデイジー図書が入っているUSBの場合、ここで聴きたい図書を選択します。 デイジー図書が1つしか入っていないUSBメモリの場合、 本機は自動的に図書の再生を開始します。

キー説明
複数のデイジー図書がある場合、 上キー下キーを使って 再生したい図書を選択し、 停止・再開(5)キーで決定します。
ワンポイント
以前に本機で再生したことのあるデイジー図書をふたたび挿入すると、 本機は前回止めた場所から再生を続行します。

デイジー図書の再生中は、以下のキーで 再生している箇所を移動することができます。

デイジー図書の再生をやめるには、 プラス(+)キーを使います。

キー説明
現在の図書の再生を中止し、別の図書を選択するには、 プラス(+)キーを2秒ほど押しつづけます。 再生が停止し、図書の選択状態に戻ります。

4.5.CD・DVDの内容を聴く

オプションの CD・DVDドライブ (別売) を装着している場合は、 CD・DVDの内容を聴くこともできます。

CD・DVDドライブを装着している場合、 「音声読書機モード」 「拡大読書機モード」 「USBモード」に加えて、 「CDモード」が動作モードとして使用可能になります。 4.1.本機の動作モードを切り換える の方法を使って動作モードを 「CDモード」に切りかえると、CD・DVDに格納された電子データを再生します。 CDモードの操作方法は USB モードの操作方法と同じです。

ワンポイント
CD・DVDドライブを装着している場合、 CDまたはDVDをトレイに挿入すると、本機は何もキーを操作しなくても 自動的に「CDモード」に切りかわります。
ワンポイント
CD・DVDを再生している時でも、読み取り(Enter)キーを2回押すと、 本機は音声読書機モードに戻り、印刷物の読み取りを開始します。
注意
CDモードを利用するには、本機の電源投入時に CD・DVDドライブが接続されている必要があります。 すでに電源が入っている場合は、いったん本機の電源を切って CD・DVDドライブを接続し、再度起動してください。

4.6.音楽CDを聴く

CD・DVDドライブを装着している場合、 音楽CDが挿入されると、 本機は「音楽CDです」とアナウンスします。 この後、曲の数と合計時間がアナウンスされ、自動的に再生が始まります。

ワンポイント
以前に本機で再生したことのある音楽CDをふたたび挿入すると、 本機は前回止めた場所から再生を続行します。

音楽CDの再生中は、以下のキーで 再生している箇所を移動することができます。

音楽CDの再生をやめるには、CD・DVDドライブの 取り出しボタンを押してCDを取り出します。

4.7.DVDビデオを見る

CD・DVDドライブを装着している場合、 DVDビデオが挿入されると、 本機は「DVDビデオです」とアナウンスし、 自動的に再生を開始します。

注意
DVD 再生時には、必ず本機に画面を接続する必要があります。 画面の接続方法については 5.1.本機に画面を接続する をご覧ください。
注意
装着しているDVDドライブのリージョン設定に対応した DVDビデオのみ再生できます。 また、テレビ番組を録画したDVD (DVD-VR) は再生できません。

DVDビデオに収められた映画は、通常タイトル (題目) と 呼ばれる大きな区切りに分けられています。各タイトルには、さらに いくつかの チャプター (章) と呼ばれる区切りが ついている場合もあります。DVDの再生中は、以下のキーで 再生している箇所を移動することができます。

ワンポイント
本機に画面を接続している場合、 画面にDVDの映像が表示されます。 DVDの再生画面を拡大表示することはできません。

DVDメニュー表示中の操作

DVDには通常 DVDメニュー が含まれています。 DVDメニューはいくつかの「ボタン」からなっており、 一般に市販されているDVDソフトの多くは、 各ボタンを選ぶことで再生箇所の選択や音声・字幕の切り換えをおこないます。 本機では、DVDメニューのボタン操作をテンキーを使って 音声でおこなえるようになっています。

DVDのメニューが表示されると、本機はまず 「メニュー」とアナウンスします。 この後、ボタンの個数がアナウンスされ、現在選択されているボタンの番号が 「1」「2」のような数値で読み上げられます。ここでは、以下のキーを使って ボタンを選択できます:

ボタンを選択すると、それに対応した特定の機能が実行されます。 これらはタイトル中の特定の箇所から再生を開始したり、 現在の二ヶ国語音声や字幕を切り換えるといったものです。 あるボタンを選択した結果、さらに別のメニューが現れることもあります。

注意
DVDメニューの内容はコンテンツの製作者によって異なっており、 ボタンの順番や機能など、ソフトによってかなりの差があります。 本機ではDVDメニューのボタンの内容を音声で読み上げることはできないため、 個々のボタンがどのような機能に対応しているかを知ることはできません。 各DVDソフトのメニューの使い方は、 DVDソフト製作メーカーにお問い合わせください。

音声・字幕の変更

DVDソフトによっては、 二ヶ国語以上の複数の音声や字幕が記録されている場合があります。 このような場合は、拡張メニューを使って再生・表示する音声や字幕を 切り換えることができます。

キー説明
再生中の音声を切り換えるには、まず拡張メニューを呼び出します。 取り消し(Tab)キーを押しながら、読み取り(Enter)キーの 左隣りにあるピリオド(.)キーを2回押します。

「拡張メニュー」というアナウンスがあり、 その後、上下のキーで項目が選択できる状態になります。 ここで下キーを数回押すと 「音声の設定」とアナウンスしますので、 この状態で停止・再開(5)キーを押します。 字幕を変更する場合はその次の項目である 「字幕の設定」を選んでください。

この後、音声あるいは字幕の選択肢が表示され、 それらを選択すると再生中の音声あるいは字幕が変更されます。