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ウェブアクセシビリティの基礎の基礎~ 耳の聴こえない方が叱られないために

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このサイトでは、障害者や高齢者各個人の障害特性に目を向けて、ウェブアクセシビリティのもっとも基礎の部分を解説しています。

このページでは、耳の聴こえない方、つまり聴覚障害者への対応について説明しています。

聴覚障害者の立ち位置に歩み寄る

耳栓をしてパソコンに向かってください。

大丈夫ですよね。あなたの作業に問題はありませんよね。

むしろ、雑音が遮断できてよいかもしれません。

耳の聴こえない方というのは、そんな感じの状態でウェブサイトを眺めています。

聴覚障害の種類

聴覚障害の状態には、全く耳の聴こえない「全聾」と、補聴器などで少しは聴こえる「難聴」とがあります。

この違いは、ウェブサイトのアクセシビリティを考える上では、区別するほどのことではありません。

聴覚障害者の特性

聴覚障害者は全盲者とは全くことなり、完全に三次元的に情報を捉えます。

きれいな画像や動く画像を好みます。

画面を見ている皆さんと同じです。

ですから、ウェブアクセシビリティにおける聴覚障害者への配慮という側面はほんの僅かです。

音をどのようにして知らせるか

多くの聴覚障害者は、OSのユーザ補助機能を設定して、OSが発生する警告音を画面点滅などの形で表示する方法を取ります。

つまり、音を見た目で判るようにしようとしているわけです。

しかし、これは、OSの警告音だけの話です。ウェブサイト上からウェブコンテンツ自体が発生している音を自動的に視覚情報に変換する機能は普通のブラウザにはありません。

ということは、ウェブ制作側では、ページから音を発しているときには、そのことを文字列で知らせることが望まれます。

点滅などの方法もありますが、せっかくなら少しでもSEO効果の出そうな短文を字幕的に用いてお知らせしてはいかがでしょうか。

ウェブサイトは見て理解することをまずは前提としていますから、多くの場合、音が出ているのかどうかを知らなくてもあまり支障はありません。

私の友人の聴覚障害者から聞いたことがあります。

「耳の聴こえない人は、パソコンから音が出ているかどうかはほとんど気にしていない」と。

ただ、音が出ていることに自分で気付かないと、周囲の人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

現に、私の友人曰く、「ちょっと音を下げてくれ」と隣のデスクのスタッフから言われることがあるそうです。

そんなわけで、聴覚障害者が叱られないためにも、このような配慮が望まれるわけです。

この配慮は、画像に対するaltテキストでの説明の逆と考えれば良いでしょう。

会話を含むコンテンツにおける字幕

ビデオやムービーなどで会話を含むコンテンツを提供するときは、字幕をつけなければ会話の内容が理解できません。

そのほか、会話以外でも、コンテンツを把握する上で意味のある音に対しては、字幕で説明をつけることが望まれます。

字幕付けにはコンテンツの作り方によっていくつか手法があり、現在でも技術的に発展中のテーマなので、具体的なやり方についてはここでは触れません。

聴覚障害者の成長過程から生じる文章理解の課題

人は生まれた後、親や周囲の人達が話す言葉を聞いて言語能力を養います。

ということは、耳が聞こえないということで、言語能力を養う過程で大きなロスを生じさせてしまいます。

そのため、生まれつきの聴覚障害者の中には、文章の理解力が一般のレベルに達していない方がいます。

一方、中途で聞こえなくなった方は、それまでに言語能力を習得しているので、文章の理解力は問題ありません。

よって、生まれつきまたは幼少の頃からの聴覚障害の方の立ち位置に歩み寄るならば、

  • 極力平易な表現を用いる
  • 難しい表現には平易な表現を併記する
  • 難しい読みの漢字にはルビを振る

などの配慮が望まれます。

インターネットがこれだけ普及してくると、上記のような配慮をしたウェブサイトは、幼少の頃からの聴覚障害者の言語能力アップに貢献できるかもしれません。

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