この章では、よむべえスマイルに画面を接続し、拡大読書器として使う方法を説明します。
本機の背面には、画面出力端子がついています。 ここに画面を接続すると、本機が声で読み上げている内容を 画面で拡大して見ることができます。
パソコン用の画面を接続する場合、 お持ちのパソコンと画面をつないでいるケーブル (HDMIケーブル) を使って、 本機と画面をそのまま接続することができます。
画面の電源を入れた後、本機の電源を入れます。 起動して1分ほどすると、本機の画面が表示されます。 ここで本機を操作すると、現在喋っている内容が 逐一画面に表示されます。
本機に画面を接続している場合は、操作パネル左手前にある ゼロ(0)キーを使って、 文字の大きさや書式を変更することができます。
本機では、文字の表示色として 「白/黒」「黒/白」「青/黄」「黄/青」の4種類の組み合わせから 選ぶことができます。
本機に画面が接続されている場合は、 拡大読書器モードを使うことができます。 拡大読書器モードでは、読み取った画像がそのまま画面に表示されます。
画面表示が「音声読書器モード」→「拡大読書器モード」→ 「USBモード」→「CDモード」の順に変わりますので、 「拡大読書器モード」の時点で読み取り(Enter)キーを押します。
拡大読書器モードで新しいページを読み取ると、 読み取った画像が画面全体に表示されます。 この後、特定の部分を拡大表示し、 操作パネルの十字キーを使って、 拡大表示されている部分を上下左右に移動させることができます。
画像が拡大されている状態で、 操作パネルの十字キーを押すと、 拡大表示されている部分が上下左右に移動します。
拡大読書器モードでは、文字の配色を変更する と同様の方法で 画像の配色を変更できます。拡大読書器モードは読み取った画像をすべて 白黒に変換し、読みやすい明るさに自動調整して表示しますが、 手動で画像のコントラストを変更することもできます。
通常、コントラストは「自動」に設定されています。 コントラストの値が低くなると画像はより暗くなり、 コントラストの値が高くなると画像はより明るくなります。
さらに、拡大読書器モードでは通常の配色に加えて 「写真表示」状態が選択できます。これは、読み取った画像を 白黒にせずそのまま表示するもので、印刷物をカラーで読み取った場合は もとの色がそのまま拡大表示されます。 印刷物をカラーで読み取る方法については 読み取り方式 を参照してください。
マルチメディアデイジー図書とは、 通常の録音図書であるデイジー図書に文字や画像の情報を 加えた電子書籍の一種です。
本機に画面が接続されている場合、 マルチメディアデイジー図書の再生時すると、現在の読み上げ部分に 対応する文字や画像情報が画面に表示されます。
