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第13期営業報告書

この資料は、2001年9月15日に行われた株主総会にて配布された資料から作成したものです。

営業報告書

第13期(2000年度)

自 平成12年7月1日

至 平成13年6月30日

株式会社アメディア

東京都新宿区西早稲田2-15-10 西早稲田関口ビル3階

【1】 主な事業内容

1.営業所等

期首:本社、九州支社

期末:本社

2000年6月22日付けで九州支社を閉店した。

2.株式の状況

期首:400株(20,000,000円)

期末:470株(23,500,000円)

2000年10月に、70株の増資を行った。

3.従業員の状況

期首:15名(うち、パートタイマー4名)

期末:15名(うち、パートタイマー6名)

【2】 営業状況

1.概況

前期比売上10パーセント増を実現し、約1400万円の利益を達成した。

当期の前半は売上が非常に伸び悩んだが、政府の障害者に対する前向きなIT戦略に後押しされて、後半は大幅に売上をのばすことができた。

粗利益率は前期の39パーセントに対して38パーセントと約1パーセント落ちたが、大きく伸びた大型受注における値下げ圧力に対して、コスト削減で対応できた結果だと考える。

2.資金調達状況

2000年10月:増資350万円。

2000年12月:大和銀行より1千万円借入。

2001年2月:国民生活金融公庫より500万円借入。

長期借入金残高 35,004,000

短期借入金残高 9,846,439

3.設備投資

営業用及び開発用にパソコンを数台購入したほか、特に大きな設備投資は行わなかった。

【3】 昨年度との比較(千円未満切捨)

【4】 営業記録

【5】 対処すべき課題

1.経費の縮小

上記の通り、当期は前期に比べて、大幅な経費縮小を実現している。

今後は、この反動で再び経費増傾向にならないように気を配り、経費の縮小傾向を継続する。

2.販売店網の強化

当期は、50店以上の販売店を確保した。

今後は、これら販売店の取組姿勢を強化するよう働きかけ、質の良い販売店の網を全国に張ることを目指す。

3.開発力の強化

社内及び社外のエンジニアの力を有効に結びつけ、会社全体の製品開発力をさらに強化する必要がある。

また、社内技術を洗練化し、他社では真似できない基礎開発力を育てていくことも継続していく。

4.インターネット・サービスへの取組

社会のインターネット化に呼応したサービス事業を調査・検討する必要がある。

5.市場の拡大

視覚障害者市場にのみ頼るのではなく、他の市場にも踏み出すための準備を整える必要がある。

6.社内財産の管理・活用

(1) 機器等

社内に存在する中古のパソコンや比較的古くなった機器類の有効活用を追求する必要がある。 これにより、経費の縮小にも貢献する。

(2) 社内システム

社内の販売管理システム、LANシステム、電話システム等のより効率的な活用方法について、検討する必要が ある。 これにより、生産性を高めることができる。

(3) 開発ソフトウェア

アメディアで開発したソフトウェアのノウハウをより精密に管理する必要がある。

社内でこれらの技術について随時内容公開を行うことにより、 新製品開発に向けてのより的確な具体案が引き出せると考えられる。

【6】 役員氏名

代表取締役:望月優

取締役:望月剛

取締役:高橋久美子

監査役:古賀典夫 監査役:望月孝子

【7】 決算期後の状況

  8月26日より、望月剛が常務取締役営業部長に就任し、常勤となった。

昨年度との比較(千円未満切捨)

1.売上高

当期 232,330,000

前期 211,317,000

差額 21,013,000

2.売上原価

当期 144,042,000

前期 128,872,000

差額 15,169,000

・ うち、仕入高

当期 112,688,000

構成比 48.5%

前期 84,798,000

構成比 40.1%

差額 27,890,000

・ うち、外注委託費

当期 7,236,000

構成比 3.1%

前期 19,509,000

構成比 9.2%

差額 -12,273,000

・ うち、製品製造原価

当期 24,928,000

構成比 10.7%

前期 23,124,000

構成比 10.9%

差額 1,804,000

3.売上総利益

当期 88,288,000

構成比 38.0%

前期 82,444,000

構成比 39.0%

差額 5,843,000

4.販売費及び一般管理費

当期 77,017,000

構成比 33.1%

前期 86,707,000

構成比 41.0%

差額 -9,690,000

5.営業利益

当期 11,271,000

構成比 4.9%

前期 -4,262,000

差額 15,534,000

6.経常利益

当期 10,187,000

構成比 4.4%

前期 -927,000

差額 11,115,000

7.税引後利益

当期 14,404,000

構成比 6.2%

前期 4,011,000

構成比 1.9%

差額 10,392,000

 2000年度 アメディア営業 記録

(2000年7月1日~2001年6月30日)

2000年 7月3日(月):メーリングリスト「メディア・ナウ」開始。

7月21日(金):ユニメールVer1発売。

10月27日(金):増資350万円。

11月1日(水):ドット・リーダーVer1発売。

11月12日(日):アメディア・フェア2000を高田馬場アルファにて行う。

ボイスギャラリーとAVMに焦点を当てる。

12月11日(月):大和銀行より1千万円融資。

12月12日(火):AVM Ver3発売。

2001年 1月17日(火):ボイスサーフィンVer2発売(バージョンアップ)。

4月24日(火):中野区ひかり会にてIT講習会。これ以後、第二・第四火曜日に講習会。

4月25日(水):従業員二人退社。

5月24日(木):衆議院会館内にて視覚障害者パソコン・デモ。 夜、望月、ベンチャー・チャンネル・スタジオ収録。 (アメディア・プロモーション・ビデオ作成)

6月6日(水):発送担当者をパート採用。

6月11日(月):開発補助者をパート採用。

6月12日(火):点字グラフィック・ソフトTGD Ver2.3発売。

6月22日(金):九州支社閉店。

6月30日(土):九州支社従業員一人退社。